
(失われたタイムライン)君のことを語るとき
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(失われたタイムライン)君のことを語るとき
– 著:ニチトゥン・Shikak(นิชตุล Shikak)
サイズ:12×16.5 cm|144ページ
発行:2023年9月
「僕は痛みを乗り越えたけれど、癒やされたわけじゃない。ただ生き延びただけだ。」
失われたタイムラインのなかに消えた人々について綴った短編集。
迷い、逃れ、そして再び現れる記憶の中の誰か。
私たちは皆、この世界から当然受け取るべきはずのものを探している。
求めてやまない抱擁、夢に見たキス、恐れのない時間の色や形や味わい。
叶うはずもない理想の関係、ひとつでいいから幸せな恋を願って。
でも、世界はときに、愛されなかった記憶で心を壊してくる。
失恋の痛みと、心の病とが共に生きているこの現実で、
かつて自分を傷つけて出ていった人が、
思いがけず、また人生のどこかに戻ってくることがある。
それは傷を癒すためでも、痛みを再確認するためでもない。
ただ、今の自分の呼吸を、確かめるために。
本書より抜粋:
「世界中の誰が“弱い”と言おうと、
君は“強い人間”だよ。
いまも、生きているっていうだけで。」
「心の病には容赦なんてない。
来るときは来るし、壊すときは一気だ。
魂を噛み砕かれて、何年も失ってしまった。」
「大海原にだって、夜は来る。
暗く、何も見えないその時間の先に、
きっと朝の光はやってくる。」
「僕は特別でもなんでもない。
好きだったことも、続けられなかった。
夢なんて、叶うわけないと思った。」
「また泣くかもしれない。でも、それでもいい。
あの時間は、本当に幸せだった。
どんなに短くても、
その記憶には、生きる価値があった。」
この本は、喪失と再生のあいだにある“まだ終わっていない呼吸”のための物語です。
心に傷を抱えたまま、それでも生きようとするすべての人へ。
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出版社紹介文より引用
本文の一部プレビューはこちらからご覧いただけます:
https://pspublishing.nativewhale.com/products/9786168166642
※タイ語原著です。
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