
Nightmare: 悪夢の博物館
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Nightmare: 悪夢の博物館
– 著:スパットラー・クルックサクン(สุพัตรา เกริกสกุล)
サイズ:12×16.5 cm|224ページ
発行:2023年7月
「地獄に咲く花は、焼かれる前にどこまで咲けるだろう。」
新年まで残り48時間。
孤島の灯台で、18歳の少女が営む刺青スタジオで起きた殺人事件が調査されている――。
本作は、その48時間のあいだに訪れた6人の客との記憶を通して、
少女の心と、傷と、過去とが織りなす“悪夢”のような物語を描く。
刺青とは、かすかな糸のように人と人とをつなぐもの。
哀しみと孤独を背負った者たちの記憶が、痛みと美しさを混ぜ合わせながら刻まれてゆく。
やさしさと暴力の境目が曖昧な世界で、
“生きることそのもの”が、もっとも深い謎になる。
本書より抜粋:
「秘密はブーメランだ。
投げれば投げるほど、鋭く戻ってきて自分を傷つける。」
「刺青は、人間と最も親密に寄り添う“記憶の博物館”。
忘れられてしまう記憶も、肌の上では永遠に息づいている。」
「女という性は、素直に感情を表せないようにされてきた。
それは、心の奥底に残った“恐怖”のせいかもしれない。」
「人間は金と権力を信じる。
それに対し、人魚は自然と真実を信じて生きてきた。
けれど、人間は海を、世界を、壊し続けている。
信じることを、やめてしまった。」
「不運は、不運な人を好む。
幸運は、幸運な人を選ぶ。
それは、引力の法則であって、
誰かを助けるためにあるものじゃない。」
この物語は、ただの“謎解き”ではない。
これは、“生き延びること”の物語である。
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出版社紹介文より引用
本文の一部プレビューはこちらからご覧いただけます:
https://pspublishing.nativewhale.com/products/9786168166604
※タイ語原著です。
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