




2475 シャムのゴーストライター - 2475 นักเขียนผีแห่งสยาม - / Sa-ard
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2475 シャムのゴーストライター - 2475 นักเขียนผีแห่งสยาม - / Sa-ard
<あらすじ>
舞台は1930年代、絶対王政下のバンコク。新聞社で校閲者として働くニパーは、社説の「ゴーストライター」としても活動していた。彼女の父は憲法起草に関与した罪で捕らえられ、獄中で命を落とした過去を持つ。そんな彼女はある出来事をきっかけに、政府中枢に近い上級王族が主宰する文芸誌の作家として働くことになる。しかし、同時に絶対王政を打倒しようとする「人民党」とも関わることに。王族の華やかな暮らしと、自由を求める人々の理想との間で揺れるニパー。やがて彼女は、王族の情報を人民党に流すスパイとしての役割を引き受けることになる。彼女は自らの信念と夢を貫けるのか——。
<本書について>
『2475 シャムのゴーストライター』は、実在の人物や出来事からインスピレーションを得たグラフィックノベル。タイトルの「2475」とは仏暦2475年、すなわち西暦1932年を意味し、タイで立憲革命が起こり絶対王政が倒された年です。本作は、タイの歴史に深く根ざしながらも、現代に通じるテーマを鮮やかに描き出した作品です。この作品が特に魅力的なのは、歴史の転換点となった「立憲革命」を、「人民党」や王政側の指導者の視点ではなく、作家や新聞記者、そして女性の視点から描いている点でしょう。
物語の主人公であるニパーは、歴史の大きな流れの中に生きながらも、彼女自身の夢と信念を貫こうとする人物です。彼女が経験する葛藤や決断は、当時のタイ社会の緊張感をリアルに伝え、読者を物語の中へ引き込みます。
この作品はクラウドファンディングによって支援され、SNSなどを通じて広がったことで、タイ国内で大きな話題となりました。タイの歴史に関する議論をより豊かにするだけでなく、表現の自由や社会の変革について考えさせられる一冊です。
<著者について>
サアート(Sa-ard)は、2011年に漫画家デビュー。初の短編作品集は日本の外務省が主催する第五回日本国際漫画賞で優秀賞を受賞した。もともとは日常を描くコメディタッチの作品が多かったが、2020年のタイ民主化運動をきっかけに社会的なテーマに関する作品を発表するようになった。『2475 シャムのゴーストライター』は、彼の新たな挑戦として、タイの歴史と現代社会を繋ぐ作品となっている。
https://sa-ard.art/
144 × 209 mm
460ページ
紹介テキスト協力:福冨渉
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